2-1 実施とは”やらせる”こと

1章は、「計画」がテーマでしたが、2章からは「実施、行動」です。

実施とは、計画をやらせることである。やることではない。
自分にやらせ、部下にやらせ、協力工場にやらせることなのである。

やらせるたえに、まず必要なものは計画である。
計画なくて実施させることはできない相談だ。

と先生はおっしゃっています。
自分でやるのではなく、自分にやらせる!

自分でやるというのは「意思や意識」、自分にやらせるというのは「環境づくりや仕組みづくり」

「部下が思うように動かない」という嘆きを耳にしたことがあるかもしれません。
私自身も経験があります。

先生はこうおっしゃっています。

「部下が動かないことを嘆く前に、自分に確固とした計画があるかどうか、を反省してみなさい。」
次に、
「それを上司や同僚、部下に、協力向上にしらせていますか?」
と。

「計画がない」や「知らせない」は、ないのと同じ。計画を知らせずに部下が思うように動くわけがないですね。

我々の行動は、常に目標がなければならない。
また、できるだけ主義ではなく、これだけ主義でやらなければならない。

目標とは決意である。決意に基づく行動が実施であって、目標もなく右往左往することは実施ではない。

工費1個300円だったものを80円に下げるという決意、そして宣言

ある社長の話です。

これをきいた部下は「そんな無茶な」と批判したそうです。
しかし、3年経った現在工費は100円になっている。

自然にさがったわけではなく。「どうしても下げる」という社長の決意と
「必ず実現できる」という信念のもとに、合理化の先頭にたったそうです。


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