計画において、大切なこと、必要ことは一体なんだと思いますか?
- 実現可能かどうか?
- 事実に立脚しているかどうか?
- 無理と無駄がないか?
- 科学的なものか?
- 納得のいくものになっているか?
確かにこれらは大事。実現できそうもない計画なんて意味がない。と思っていましたが、一倉先生は違いました;
このような考え方が、ほとんど、なんの疑いももたれず、反論もなく受け入れられているのは不思議な現象である。同時に恐るべき現象である。
筆者に言わせれば、全部ウソである。全部まちがいである。いや、ウソや間違いで事が済むのなら、まだ救われる。それは、我々の魂をむしばむ麻薬であり、会社を毒する考え方なのである。
実現可能なものとか、無理でないものというのは、全て「過去の実績」であり、「過去の理論」であると先生は言います。過去の実績をもとにしていたら、そこには進歩もなければ、革新も生まれないと。
すぐれた計画は、こうした過去の実績や事実とは本質的に無関係である。
Googleでは10X(テンエックス)という思考法がある。10倍の目標を達成した理想の未来から逆算し、達成のためには何が必要で、どんな行動を起こすべきなのかを具体的に考えて、着実に実行していく。 このような10倍成長を目指す姿勢のことをさすが、Googleではこれが長年受け継がれている社内哲学になっているらしい。
なんのために計画を立てるのか?それは「生き残る」ため。競争に勝つため。生きるため。これが計画の第一の基礎であると先生はおっしゃっています。
に計画とは、生きるためのものであるかぎり、それは、
- 実現不可能にみえ
- 事実に立脚せず
- ムリがあり
- 非科学的なものであり
- 納得がいかない
ものなのである。
計画とは、過去の実績からみたら納得のいかないもの、と納得しなければならないものなのである。
過去の事実に立脚して行動しているのではないのである。過去の事実に立脚しなければ行動できない奴はアホだ。従来のマネジメント論は、このアホを賢明になってつくろうとしているのである。
アホにはなるな!生き残るために、何をしないといけないのか?いくらそれが無理の標本見たいだろうが、生き残るためにそれを達成しないといけないのであればやるしかない!
数値化し、生きるために何がなんでもやり抜く。それが計画!