1-4 計画の基礎の第二は”トップの意志”

  • 東京ー大阪間を3時間で走らせた東海道新幹線
  • 1969-1970mに有人ロケットを直接月に着陸させるアメリカの月世界有人飛行計画
  • 松下電器の昭和30年に打ち出された日本初の長期5カ年計画。5年で4倍の800億円へ
  • ソニーのトランジスタラジオ

これらの技術革新の原動力となっているのは、「トップの意志」である。
トップの意志のないところに、一体何が生まれるというのか、答えは零である。

トップの夢こそ、革新の推進力なのである。
トップの意志、トップの夢」に期限をつけて、未知のものに取り組んでいるのだ。期限を切ってそれまでに何がなんでも達成しようというのだ。計画とはこういうものなのだ。

すぐれた業績ほど、それが計画され決意された時は不可能視されているのである。「過去の実績」という尺度では測れないような計画でなければ、革新は生まれないのだ。「実現可能なもの」というようなマネジメントの決まり文句なの、これらの業績の前には、三文の値打ちもないのである。

意思と意志の違い

意思は「本人の意思を尊重する」や「意思表示」というように、表す対象が、単なる考えや思いの意味に重点を置いた場合に用いる。

意志は「意志を貫く」や「意志が固い」というように、ある物事を成し遂げようとする積極的な気持ちを表すことに重点を置いた場合に用いる。

一倉先生は、トップの意志という。

トップには、何かしらの「意思」ではなく「意志」がある。
「意思決定は意志に基づく」


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